足裏の裏側から、読み取る情報には健康状態、気質が主なものとなりますが、「足裏には、その方の人と成りが出る」と言われるように、その方の成長を支えた様々な因子や背景が記録されていることもあります。

逆を言えば環境から受ける影響、他者との関係、事に向かう姿勢やスタイルなどが、足や歩き方を作っているとも言えます。

その中で、親指と人差し指の関係は注目すべきところで、右利きの場合は左の足裏を見て下さい。人差し指が自分で、親指が自分の成長に多大なる影響を与えた人と考えてみていきます。

一番簡単な例は、人差し指が自分で親指が母親（もしくは両親）というパターンだと思います。足の裏側から見て、親指と人差し指がそれぞれに真っ直ぐに並行して伸びていればそれぞれにあまり干渉せず程よい距離感の親子関係と言えますが。

親指が、人差し指に寄り添うようであれば、両親の期待が大きすぎる。両親の存在が重荷になっているかもしれません。逆に親指は真っ直ぐでも、人差し指が寄り沿っている場合は、親を充てにしている、俗にまだまだスネかじりなのでは？　両方の指が仲良く頭を寄せ合っている場合は、仲良し。実際にお嫁に行ったけれど実家の近くに住んでいて、お母さんとよく買い物行きます！という方に多いです。

左の足裏では、現在のキーパーソンとの関係を見ます。結婚していれば、ご主人や奥様であるかもしれませんし、未だ両親ですという方もいらっしゃるでしょう。

日本には、古くから親指より人差し指が長いと親より出世すると云われがありますが、多くの足裏を見させていただいた結果、出世の事よりも、寄り添いと離れが見せる親子関係の方が、本当にあたっています。

もし、親の介護が大変と思っていたり、親からのプレッシャーが辛いという方は、指の間を広げるように。逆に最近関係が上手くいっていないと思っている方は、各指を付け根からよく回して関節や指腹を柔らかく揉み解してみて下さい。

自然にスッと伸びてくれるかもしれません。

義理のお義母さん、お義父さんとの関係は？の場合は、左（効き則ではない方の足裏）で見ますし、対処してください。

そう考えると、「かくしつ」や「しこり」って存在はとても怖いですよね。

関係性を表す言葉にある「確執」＝角質で考え、しこりはそのまましこりと捉えていただければ……。皆さん今日から足を揉みまくってしまうのではないでしょうか？
※観察は必ず、足裏側から見て下さい。

■少し例をあげました、右利きと考えて写真での親指と人差し指を見て下さい。

Ex１）両親のプレッシャーから逃げたい…
　　 ご両親が老後はよろしくと、自分を頼っているけれど、本音は「逃げたい」かも…？

Ex２）お互いにあまり干渉しあわない。
　実家には、ほとんど帰らない。たまに電話をすると「報告くらいはして欲しい」と言われる。

Ex３）両親とは仲良し。
　両親の影響大きく成長しているので、逆に「うちの実家では…」を相手に言ってしまいがち。そのため結婚後の相手の両親とは適度の距離感を保つ。