夏になると、足にも必然的に汗をかき、インソールが適切に吸湿してくれないものだったりすると、汗だまりの湿疹「汗疱（かんぽう）」ができたり、皮膚がふやけて皮ムケになったりします。
しかし足相では、汗やインソールの素材のせいにするのではなく、足の裏の皮ムケは免疫力低下のサインと捉えます。

そのため、どの部分（反射区）に汗疱ができているのかが重要となります。

●足の裏の中央のツボ「湧泉」の辺り皮ムケが多く見られる場合、
副腎や腎臓の機能低下を考えます。またほぼ皆さんが今イメージする免疫力低下の表れと言っても過言ではありません。風邪やウイルス性の病気にかかりやすい時でもあります。

●土踏まずに皮ムケが多い場合、
胃や十二指腸、すい臓などの消化能力の低下を推測します。

●踵（かかと）に皮ムケが多い場合、
骨盤腔内の免疫力低下を考えますが、該当臓器は大腸、卵巣、子宮、膀胱など。またその原因も多種で冷えや血流阻害などから、便や内臓脂肪が原因であることもあります。
いずれにしても、骨盤腔内がスムーズでないということを表します。

●指の下の盛り上がり「肺」「胸部」「心臓」の反射区エリアに皮ムケが多い場合
肺が思わしくなかったり、動悸や息切れなどを予測します。
アレルギー物質の影響を受けていたり、たばこの煙の副流煙の影響。または個人それぞれの生活習慣の乱れ、過労や寝不足などが影響していると思われます。

●足指の間や指先などに皮ムケが多い場合、
目の疲れや、耳から入る情報によってストレスを感じすぎていて、免疫力に影響している可能性を推測します。

●親指の指腹に皮ムケが多くみられる場合、
親指の場合は、身体や臓器の変調の現れとは少し違い、焦りや忙しさ、また隠し事のある時とよみます。思考の焦りの表れです。免疫力に直接関係はないものの、もともとの親指の硬さが、より忙しさを感じやすくし、頭の回転を鈍くします。よって仕事の処理能力が低下してしまうのです。
親指は特に、そしてその他の部位も、日頃から皮ムケができないように、普段から、良く回したり、ほぐしておくことが大切です。

また、皮ムケが白癬（水虫）になっている場合もありますので、かゆみを伴う場合は受診をお勧めします。しかし、白癬菌は弱い反射区に付くということは知っておいてください。