裸足で多く過ごした夏が終わり、ふと足裏を見るとガサガサだったり、皮ムケがあったり、爪がボロボロだったりしていませんか？　靴のせい、日焼けのせいとしてしまいたいのは山々ですが、お手入れしなかったご自身と、ご自身のご体調やメンタルの成績表として、改めて受け止めていただきたいのです。

足裏のガサガサ、多くは乾燥と角質。足指の先端やカカト。人差し指・中指の付け根の下の膨らみに……見受けます。乾燥も角質もその気管が弱くなってきていることを示すサインです。
指先のボロボロ感が目立つ方は、副鼻腔の機能低下。風邪や秋花粉症に要注意。
カカトの荒れがひどい方は、骨盤腔内の機能低下。便秘やむくみ、生理不順、前立腺症状などは出ていませんか？

人差し指・中指の付け根の下の膨らみに、大きな角質ができる方は、背中の筋力低下。猫背になっている可能性が……。歩き方、客観的に見ると変な歩き方をしているはずです。

親指の付けの下が膨らんでいる人は、首のコリ、血圧の乱れなどですが「なんて自分は多忙なんだ！」と思っていませんか？実はここが膨らんだり硬くなると、首の回らない状態と思い込みやすくなってしまいます。冷静に処理していけばなんてことのない量なのでは？　まず、親指を良くマッサージして、脳内をリセットしましょう。

足の中央や土踏まずに皮ムケが出ている方は、免疫力低下のサインです。流行りの感染症や蕁麻疹、小さな風邪が長引いてしまうかもしれません。まず、足をしっかりと石鹸で洗って、足裏中央と、ついでにふくらはぎの内側を念入りにマッサージすることをお勧めします。

爪がカサカサもしくは黄色や灰色に変色している方は、親指から人差し指であれば、視力低下や眼精疲労、ドライアイなど目の老化や機能トラブルに要注意。振り返ってみると、夏の紫外線対策。皮膚にはしっかり日焼け止めをしていても、サングラスをかけていなかったなんてことありませんか？　現代において、目はスマートフォンやパソコンなどからのブルーライト、外出すれば紫外線と、知らず知らずのうちに多くの刺激を受けているのです。若年性の白内障、緑内障も増えています。

足の爪は目の鏡です。カサカサもくすみも、ガタガタも実は怖いサインなのです。もし、足の爪が気になるサインを呈していたら、サングラスの着用や目の検査をお勧めします。そして、足指先と爪のマッサージは、クリームやオイルなどを使ってケアしてください。薬指・小指の爪は、スピリチュアル的な意味のほうが大きいのでまた次の機会に触れることにします。

しかし……足爪は、クリームやオイルで修復されることはなく、新しく爪が根元から生えてくるだけなので、押し出されるのを待つしかできません。（個人差がありますが足爪はひと月に1～2mmしか伸びないのです）マッサージは、その活性を促す作業となります。
目と爪……　びっくりされるかもしれませんが、本当に鏡のように相対しています。

改めて、カラダの不思議を再認識させられますね。