2018年　戊戌（つちのえいぬ・ぼじゅつ）という年。
陰陽五行でみると戊と戌の両方に「土」の性格を持つ干支（かんし）の年です。

土と言われると、「安定」「土台」「根付く」などの言葉が思い浮かぶかもしれませんが、陰陽五行で「土」「土気」は土壌におくと種が発芽することの観察から、大きな変化を促し、保護する働きと場所の象徴とされます。

また「土用の丑の日」という言葉に代表されるように「季節の変わり目」をも言い表します。つまり2018年は「変わり目の年」と捉えるのが簡単な解釈かもしれません。

しかし変わり目だからと言って、土の年に動土・穴掘り等の、土を破壊したり、動かす作業は忌まれます。逆にこの年以前から着工していた作業であれば、この年に完成させることは差し支えなく、むしろ永く強靭な土のパワーが支えとなり、力強い良いものになるとも言われています。

60年前の同じ戊戌の年には、東京タワーが完成し、平成天皇のご婚約がなされた年でもありましたので、納得できますね。

つまり戊戌という「土」の気の高まる2018年、私達は土台造りを！というより、これまでコツコツと努力してきたことが完成し披露の時であると考えたいものです。

その時に、大切になるのは、

土とつながる部分になる、足です。

歪みなく、綺麗に整足された足は大地とつながりやすく、その土のパワーを吸い上げ、あなたを確固たるものとしてくれるはずです。
是非とも、足を綺麗にしておきたいものですね。

また、迷いのある時は裸足になって土の上に立つなどして土からのメッセージを受け取ってみて下さい。土は必ずやあなたを肯定的に癒してくれるはずです。

最後になりましたが、
五年もの月日この場をお借りしてまいりましたが、今回で私の連載分は終了とさせて頂きます。永くお付き合い頂きました皆様に、そしてスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。

2018年、皆様が「土の気」を巧く扱い、前進への変革、確固たる土台造りに、有意なる一年となりますことを心より願っております。

本当にありがとうございました。

2017年12月吉日　市野さおり