みなさま、こんにちは。
秀真（ほつま）ことだま学主宰月行大道（げっこうたいどう）です。

秀真ことだま学では…

『名前はその物の性格や運気を決定づける言霊である』

という考えを持っています。

このコラムでは、今話題の人物、財界人、会社や商品を取り上げ、 その『名前に含まれる響き』を秀真ことだま学の占断理論に基づき占断し、 成功を勝ち得、失敗を回避するヒントを探っていこうと思います。

第五回目は…
『豊臣秀吉と黒田官兵衛』を取り上げて行きたいと思います。

豊臣秀吉。
説明も要らないくらい有名な人物ですね！
草履取りの身分から出世して、ついには天下人となった人物です。

では早速、この人物の名前を占断すると…

と、言っても戦国時代の武将は、生涯で幾つもの名前を名乗っています。

豊臣秀吉も…
木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉
と、細かく言うともっとあるのですが、生涯に何回か名前を変えています。

名前が変われば、当然受けるべき運気も変わってきます。
各々の名前を占断してみると…

木下藤吉郎…『天才運』と『助力運』を運ぶ名前と出ます。

貧しい環境から身を起こし、自らの才覚で織田信長や蜂須賀小六などに可愛がられてトントン拍子に出世するのはこの名前の時です。
また、生涯に亘って秀吉を支える賢夫人寧々を娶るのもこの時期です。

羽柴秀吉…『変化運』と『苦労運』そして『成功運』を運ぶ名前と出ます。

織田信長の元で、東奔西走。
自ら殿（しんがり）を買って出て、九死に一生を得た『金ヶ崎の退き口』や信長の怒りを買った『長浜蟄居』、大軍毛利勢を前に断行した『中国大返し』など幾多の苦難、試練を乗り越えるたびに成功を収めるのはこの時期です。
また、黒田官兵衛を幕下に加えるのはこのころです。

豊臣秀吉…『吉凶相半運』を運ぶ名前と出ます。
この運気は吉と凶が相半ばする運気のことを指します。

いよいよ、関白として天下人になりますが、『自らの後継者関白豊臣秀次切腹』や『側近中の側近千利休切腹』など疑心暗鬼に取り憑かれ、朝鮮出兵によって国力を疲弊させ、ついには徳川家康に政権を奪われてしまうのは歴史の語るところです。
また、母親大政所や実の弟秀長を喪うのもこの頃です。

さて、この秀吉を支えてついに天下人にまで押し上げたのが、現在、NHKの大河ドラマの主人公として脚光を浴びている黒田官兵衛。

官兵衛は秀吉が羽柴姓を名乗っている頃に、秀吉に仕えます。

この頃の二人の相性は……『忍耐の縁』と出ます。

これは、お互いに忍耐をして苦労を乗り越える『戦友』のような関係になる運気を表します。

事実、秀吉は官兵衛宛の書状の中で官兵衛のことを『弟の様に心安く』思っていると書いています。

その結果、秀吉は成功を勝ち得、天下人豊臣秀吉になったのですが、この頃の二人の相性は…
『愛憎の縁』と『契約の縁』と出ます。
愛憎の縁とは『昨日の友は今日の敵』となり得る運気を表し、契約の縁は『表面上の関係』表します。

天下人となった秀吉は、自らを支え続けた名参謀の才能を警戒し晩年は彼を遠ざけていたと考えられています。
官兵衛に与えられた領地は、彼の働きに比べると実に少ないものだったことからもそれは察せられます。

いかがでしたでしょうか？

ご感想は、コラムを読まれるみなさまのご判断にお任せするとして……。

秀真ことだま学では名前が変わる事で、その人の運気や周囲の人との相性も変化を遂げると考えています。

今回は秀吉と官兵衛の様に関係性が悪化した事例を取り上げましたが、逆に言えば…
いい運気を得たい場合や特定の人といい関係性を保ちたいならば、そういう名前を名乗ればいい！
と、いうことになります。

かく言うからには、その方法論も秀真ことだま学にはあるのですが……。

それは、またの機会にさせていただきます。

みなさまにとってこの月が良い月でありますようにお祈りして……。

生宮恵美賜

秀真ことだま学
主宰 月行大道 拝