足指が外を向いている方がいます。
内側を過去とし、小指側にあたる外側を未来として考えるFoot readingの見方からすれば、過去を振り返らない、思考が未来に向かっているなどと解釈できるかもしれません。

しかしながら、人差し指や中指などの副の4本指だけでなく、親指さえも足裏の中心軸から大きくずれて、外側に曲がってしまっている場合は少し見方が変わり。

現状と向き合わない、もしくは苦手な事から目を背ける傾向にある方と考えられます。

日常の作業や仕事という物理的に対処する物から、夫婦関係・職場での人間関係までが当てはまりますが、このような足指の方に多く見られるのが、モラルハラスメントにひそかに悩まれている方々です。対象は夫、姑、姉、職場の上司……と、さまざまです。

例えば、

夫の自分勝手な行動パターンに振り回され、気付いたら自分の自由な時間が全くなくなっていた。離婚を考えるけれど、言い出せばきっと怒るに違いない。だから言えない。でも、もしかするといつか変わってくれるかもしれないから、今は我慢すれば……と信じている。

このように対象の存在が徐々に大きな苦痛になってきているにも関わらず、自分が我慢すれば周囲は平穏に過ごせるはずと言葉を飲み込むだけ。そのストレスを解決するような対策を取らず、解決する日がいつかが来ると思って、黙って何もしないでいる方々がとても多いのです。

尊敬できると思える対象に付いているのだから、注意されるのは私が悪い。自分の意見は必要ないに違いない。当初描いていた、自分の理想の関係像と違ってきていて、辛さを感じ始めているけれど、自分が悪いに違いない。でもいつか、自分を対等に見てくれる日が来るはず……。この環境はきっと、変わるはず……と。

抱えている問題は個々それぞれですが、きっと！　いつか！　という思考になってしまうのが、この指タイプの方の思考。

今、動かなければ、「きっと！」も「いつか！」もなく、ましてや白馬に乗った王子さまも来ないのです。今を我慢すれば、の「今」は一体いつから始まって、いつ終わるのですか？　と、伺います。

もし現状を変えたいのならば、

「私は変われる力を持っている！」
「今が変化の時！」

と言いながら、足指のマッサージをしてみて下さい。特に足の指の間を開くようなマッサージを行なってください。指に柔軟性が生まれ、循環が良くなってきますと形が変わることが多いです。

そして、問題も何らかの開けた解決へと導かれるはずです。