3週間ほどLAに行っていました。
『ハリウッドの秘密兵器』であるイヴァナ・チャバックに会うためです。
彼女は、演技を通して人生に勝つ技術を伝えています。

彼女の指導を受けたハリウッドスターは、ハルベリー、ブラッド・ピット、ジム・キャリー、シルベスタ・スタローンなど、数知れません。

そもそも、私は演技には全く興味がありませんでした。
しかし、2年前に彼女の指導を受けた俳優が、瞬時にして目の前で演技もその俳優自身も変わっていく姿を見てからは、彼女の指導法に釘付けになりました。

彼女が大切にしているのは、「リアルに生きろ」ということです。
過去も自分にとって大きな財産です。

時に人は、いまの自分を守るために、辛い過去を葬ってしまうことがあります。
でも、葬ったと信じている過去は、自分の細胞に刻まれたままになっています。

イヴァナの言い方をすれば「レイプ」を受けたままになっているのです。
イヴァナが言うレイプには3種類あります。

(1) フィジカル（肉体的）レイプ
(2) エモーショナル（感情的）レイプ
(3) スピリチュアル（霊的）レイプ

傷を受けた瞬間は怖くて誰にも言えないことがほとんどだと思います。
そして、その後も誰にも相談できなかったり、そこから抜け出すことができなかったりしているまま、今を生き続けている人が多いのです。

「もうやめて！」
「あなたのせいよ！」

本当は吐き出したいはずの様々な悲鳴が、体内に残ったままになっています。

それらを、トウリーディングでは足指を自分自身に置き換えて吐き出していきますし、イヴァナの世界では役柄を自分に置き換えて吐き出していきます。

言うなれば、彼女の演技術はボクシングを見ているかのようです。
負け犬だった時期もある人が、演技を通して立ち上がっていく姿には圧巻です。

日本にはまだあまり知られていない技術ですが、トウリーディングとともに日本に広まってくれることを願っています。