2016年もあと少しで終わりを告げます。今年、大流行したものの一つにヨガがあります。私もその流行に乗った一人ですが……。

年齢を問わず、女性のお客様のほとんどがヨガを習い始めたので、その普及率には脱帽しました。激しい動きがないことから誰もが無理なく参加でき、他人を気にせず、自己との向き合いに重きを置くので、恥ずかしさも減るのかもしれません。

そしてこのヨガで最も大切なのは呼吸なのですが、多くの方が横隔膜が硬いまま、ヨガを行っていることが気になるところです。

足の裏の、各指の付け根の下の盛り上がった部分が、肩や肺の反射区となり。土踏まずとの境目にあたるラインが横隔膜ラインです。形で考えるよりも色が切り替わるところとして見たほうがわかりやすいかもしれません。

写真のように、本来の骨格の盛り上がりに対して、赤みが少なくなっている方は、横隔膜が挙上している方であり、そこで定着してしまって肺を十分に生かせていない可能性があります。実際に「深呼吸をしてください」とお願いすると、「すっ、はっ！」と何とも短い呼吸をします。こんな状態では、いくらヨガに通っても効果が得られにくくなります。

ヨガに通っていない方でも、この状態のように、足先の赤みが上のほうにのみある方は要注意です。低酸素気味となり、やる気が出ない、代謝が悪い、肩こりが取れないなどスッキリしない症状に悩まされている可能性があります。また思考もネガティブになりがちです。

対策としては、今のラインと理想のラインの二本、両方を丁寧にもみほぐすことがコツですが、その際、足指を反らしてしまうと、足裏の筋肉が引っ張られ深く押せません。足指を丸めるようにして、足裏の筋肉を緩ませた状態で、この日本のラインを深く押しほぐしていくのです。綿棒などでなぞっていくだけでも十分に効果があります。

その後、足裏全体をほぐして、最後は深呼吸を腹式と胸式の両方で行ってください。

さわやかな気持ちと身体で来年を迎えるためにも、今から横隔膜のリフレッシュ！

ぜひお試しください。