手や顔にも「相」というものがありますが、手や顔と違って、足はあまり手入れがなされていない分「素」の状態が出てきます。まして、体重を載せている分、その方の状態を一番知り、その都度変化しているのが「足相」です。

靴の影響が大きいのでは？　と、よく言われますが、ずっと同じ靴を一日中履いている訳ではありませんよね。裸足になる時間、寝る時間、入浴の時間があれば、本来の自分の足形に回復する時間は十分にあるはずです。

そして、その日その靴を履く事を決めたのも、あなたであり職業上制服の靴だという方は、その職業を選んだのもあなたです。車に乗っているのも、歩く時間が長いのもあなた自身が選んでいるので、足の語る「気質」には偽りはないのです。

本来、足で気質を読むというのは、その方にあった施療環境や、アフターアドバイスを見出すための判断材料でした。看護師であった私自身もそれを役立て、手術や検査前の説明方法に、足からの読んだ気質情報を織り交ぜ、アレンジし良い結果を得ていました。

しかしながら、これらを一般の方に行なうと意外な反響を頂くのです。

　 「客観的に自分を知ることが出来たことで、自分の今のストレスの原因がわかった」
　 「転職を迷っていたけれど、思い切ることが出来ました」
　 「昔（本来）の自分を思い出しました、自分が環境に変えられていたことがわかった」

お客様は、皆一様に「自分を知ることが出来た」というのです。

また、
「自分の中には、そういう一面は無いと思っていた。もしそうであれば新しくチャレンジしてみたい」
と、新たな習い事を始めたり、外見をガラッと変えた方もいらっしゃいました。

基本的な足の観察としては足指の形や、指している方向を観察し、右足（利き足）を元来足、左足を現在足として見ていきます、一例を下記に挙げます。

○右足は足先からみると真っ直ぐなのに、左足は前後左右にバラバラ。
→元来の足の気質が生真面目なのに現在は迷っている。この場合は親指が硬ければ悪い変化としてとらえ、親指が柔らかければ視野が広がっている時、新たなチャレンジの時と考えます。

○足裏側から見て右足は八方に開いているのに、左足は真っ直ぐ前方を指している
→元来、視野も広く。活動的なはずなのに、今その気力や行動力を失っているのかもしれません。小さい頃、あなたのやりたかったこと、なりたかった職業は何ですか？　もう一度情熱を取り戻してみませんか？

指の向きだけでなく、指の形はもっとズレが出ます。

○右では四角い指が多いのに、左では三角や丸などすべての形が出ている。
→元来几帳面な性格だった、しかし最近のストレスからルーズになって来ている。
しかし、周囲はこれぐらい緩いぐらいが接しやすいのかもしれませんが……。

○右ではすべて丸指だったのに、左では三角が多くなっている。
→元来、ふんわりと穏やかな方ですが、後天的な経験の元、良きムードメーカーとなってきていませんか？　敵を作りにくいので、リーダー的な立場になって来ているのかもしれません。

足からのメッセージを、きちんと受け止め、新たな前進をする方こそが、心身が一体となり、心地よく生きていけるのかもしれませんね。

心地よくいることで、運気の流れも好くなるのでしょうか、その後、それぞれの皆さまからの吉報をいただくことが多くなっています。

皆さまも足を鏡に映して、是非観察してみて下さいね！