「私、、爪水虫なんです！」
そう主張したクライアントさんが見せてくれた足は、左足の親指以外の指がすべて水虫でした。

現在28歳で、16歳の時に水虫を発症したそうです。
まずは左の小指から始まりました。
彼女は水虫そのものが原因だと思っていたので、クスリなどで対応してきたそうです。
でも、小指は回復するどころか悪化していき、薬指に伝染し、中指に伝染し、12年経った今では人差し指まで伝染してしまいました。

もし水虫菌が本当の原因であれば、既にクスリで治っていたはずです。
でも、12年経っても治らないのは何故でしょうか。
それは、水虫菌以外のことが原因だからなのではないでしょうか。

トウリーディングでは、何かが自分を食いつぶそうとしていると感じたり、自分に関する有毒な思い込みがあったりしている時に水虫になると言われています。

また、アメリカのテキストでは、このように説明されています。

あなたの道は、思考によって影響された？
意識の中にdisease（心地よくないもの）がある？
どのような“感染された”思考が閉じ込められている？
破壊的な“思考形態”に気づいている？

つまり、水虫のような感染症にかかっている時というのは、菌に感染しているというよりも、誰かの声に感染したままになっていることを教えてくれている時なのです。
だから、どんなに水虫菌を退治しようとしても、誰かの声に感染していることに気づかない限り、根本的には解決できないのです。

彼女の爪に異常が出始めた16歳の頃を思い出してもらいました。
そして、左の小指のテーマである「信頼」について語っていただきました。

爪の曇りは水虫菌が原因ではありませんでした。彼女の心に曇りがあったのです。

今後の彼女は水虫と向き合うのではなく、自分の心と向きってくれることと思います。
そして、この水虫をクスリではなく自分の力で治していってくれることと思います。
結果、彼女の自分を信じる力も強くなることでしょう。

今後の彼女の変化が楽しみです。