「ローマは一日にして成らず」という言葉がありますね。
これは、大事業は長年の努力なしに成し遂げることは出来ないという意味ですが、大きな病気や借金も同じです。一日ではなく、長年かけてでき上がるということを覚えておきたいものです。

ダライ・ラマのお医者様であり、僧侶であるバリー・カーズィンさんも「白髪頭は一日でできない」と言っています。

気が付いたら白髪頭になるわけではなく、一本から始まる白髪をそのまままにしていくうちに、白髪頭になっていくのです。

多くのハリウッドスターを育てている演技コーチであるイヴァナ・チャバックも「心のトラウマが癌になる」と言っています。小さな違和感の積み重ねが病気や借金になるのですから、それらを見逃してしまうことは本当に怖いですね。

さて、これと同じような表現として、トウリーディングでは「seed ＆ weed」という言葉があります。

Seedとは「種を蒔く」という意味で、Weedとは「雑草を取る」という意味です。

自分が蒔いた種を発芽させ、立派な花を咲かせるためには、その種をしっかりと見守り続ける必要があります。雨の日も風の日も、それを見守り続けるのです。そして、その種にとって負担になる草があれば、抜く必要があります。それをしないでいると、いつの間にやら自分が枯れている可能性があるからです。

トウリーディングで言う「種」というのは、実際の種のことではなく、自分の「思い」を意味します。

自分の「思いの種」を「心の畑」に蒔いたら、それを見守り続けることが大切なのです。そして、自分にとって負担な雑草（他人の声や価値観）を見つけたら、見逃さずに取り除いていくのです。それをしないと、大切な自分の種（思い）を殺してしまうのです。

だから、トウリーディングでは毎日のように「seed ＆ weed」を行うのです。

「私の思いが実現しますように！」という思いをseedし続け、「無理だ」とか「変だ」とかいう自分にとって負担な声をweedし続け、自分の大切な思いの種を立派に育て続けてくださいね！